ホシゴイ(星五位)との初めての出逢い
2009年 09月 26日
久しぶりに、いつもの散歩道(黒目川)を歩いていた時のことです。
日に日に秋らしく爽やかな日和になりました。
「ああ、今日も気持ちいいねっ!」
背伸びして羽ばたいてみたくなったコガモの顔は晴れやかです。
風を巻き起こし、渦巻いた風が水面を叩くと、
水面はキラキラと光の輪を広げて美しく輝きました。
今日も平和な小川ですが、 あら、ら、
気取り屋の「こさぎ」が澄ました顔で通りすぎて行きました。
「コガモ」たちとはいつだって近くにいるのに、
何故かお互いにしかとして、
目線を合わせることはしないのです。
そんな穏やかないつもと変わらぬ鳥たちを眺めていたら、
すぐ近くで小さな事件が起きました。
見たこともない幼鳥が、顔色変えて飛んできたのです。
一瞬、川面に緊張が走りました。
幼鳥が飛んできた方向を見ると、対岸に、茶色い猫の姿が小さく見えました。
犯人は、あやつのようだな!
「おお、怖かった・・・猫に追われて逃げてきたけど、此処迄くれば大丈夫
だろう・・・」
僕のすぐそば迄飛んできたその幼鳥は、今迄見かけたことのない鳥でした。
「これは、ゴイサギの子供ですよ。」
たまたま近くに居た愛鳥家が教えてくれました。
「未だ少しだけドキドキしているよ・・・」
幼鳥は、恐る恐る首を伸ばしてしっかり周囲の安全を確かめました。
「ゴイサギ」は鷺の仲間だから、「コサギ」程ではないが、
伸ばせば長い首を持っているのです。
生まれて1年位でしょうか?
幼い体には斑点模様がついているので、
幼鳥時代は「ホシゴイ(星五位)」と呼ばれているそうです。
しばらくすると、すっかり落ち着いてきました。
怖い思いをしたことなど、すっかり忘れたようです。
「さて、お腹も空いた。獲物探しに出掛けるとしょうか。」
ひらりヒラリと泳いでいる小魚がいます。好物の獲物に集中です。
今度は加害者の立場。 狙った目つきは中々に鋭いものがあります。
親離れしてまだ日が浅いのか、あまり狩りは上手ではありませんでした。
この画像は07年6月、同じこの場所で撮ったものです。
ゴイサギは生まれて3年位経つと、このようにおしゃれな鳥に変身する。
そして「五位鷺」としての気品を身につけ、宮廷の仲間入りをしたと言う。
衣装の色が大きな違いですが、目の色も黄色から赤色へと変化しています。
ゴイサギは夜行性だから、いつもなら昼間は木立の中で寝ているので
人目につくことはありません。
たまに人目につく餌場に出て来ると、とたんにギャラリーが煩い。
ましてや幼鳥という珍しさもあって、瞬く間にカメラマンが集まって来ました。
邪魔しないように注意はしているのですが、
やはり大きなストレスを与えることになるのでしょう。
・・・「静かな場所に移動しま~す。」
まだカメラ目線やシャッター音に慣れない星ゴイは、
力強く水を蹴って飛び立ちました。
星ゴイは、ゆっくり川上目指して飛んで行きました。
歩いている時の姿からは想像出来ない程の大きな羽を広げて。
又、何時の日にか会えるのを楽しみにしたいと思います。
日に日に秋らしく爽やかな日和になりました。
「ああ、今日も気持ちいいねっ!」
背伸びして羽ばたいてみたくなったコガモの顔は晴れやかです。
風を巻き起こし、渦巻いた風が水面を叩くと、
水面はキラキラと光の輪を広げて美しく輝きました。
今日も平和な小川ですが、 あら、ら、
気取り屋の「こさぎ」が澄ました顔で通りすぎて行きました。
「コガモ」たちとはいつだって近くにいるのに、
何故かお互いにしかとして、
目線を合わせることはしないのです。
そんな穏やかないつもと変わらぬ鳥たちを眺めていたら、
すぐ近くで小さな事件が起きました。
見たこともない幼鳥が、顔色変えて飛んできたのです。
一瞬、川面に緊張が走りました。
幼鳥が飛んできた方向を見ると、対岸に、茶色い猫の姿が小さく見えました。
犯人は、あやつのようだな!
「おお、怖かった・・・猫に追われて逃げてきたけど、此処迄くれば大丈夫
だろう・・・」
僕のすぐそば迄飛んできたその幼鳥は、今迄見かけたことのない鳥でした。
「これは、ゴイサギの子供ですよ。」
たまたま近くに居た愛鳥家が教えてくれました。
「未だ少しだけドキドキしているよ・・・」
幼鳥は、恐る恐る首を伸ばしてしっかり周囲の安全を確かめました。
「ゴイサギ」は鷺の仲間だから、「コサギ」程ではないが、
伸ばせば長い首を持っているのです。
生まれて1年位でしょうか?
幼い体には斑点模様がついているので、
幼鳥時代は「ホシゴイ(星五位)」と呼ばれているそうです。
しばらくすると、すっかり落ち着いてきました。
怖い思いをしたことなど、すっかり忘れたようです。
「さて、お腹も空いた。獲物探しに出掛けるとしょうか。」
ひらりヒラリと泳いでいる小魚がいます。好物の獲物に集中です。
今度は加害者の立場。 狙った目つきは中々に鋭いものがあります。
親離れしてまだ日が浅いのか、あまり狩りは上手ではありませんでした。
この画像は07年6月、同じこの場所で撮ったものです。
ゴイサギは生まれて3年位経つと、このようにおしゃれな鳥に変身する。
そして「五位鷺」としての気品を身につけ、宮廷の仲間入りをしたと言う。
衣装の色が大きな違いですが、目の色も黄色から赤色へと変化しています。
ゴイサギは夜行性だから、いつもなら昼間は木立の中で寝ているので
人目につくことはありません。
たまに人目につく餌場に出て来ると、とたんにギャラリーが煩い。
ましてや幼鳥という珍しさもあって、瞬く間にカメラマンが集まって来ました。
邪魔しないように注意はしているのですが、
やはり大きなストレスを与えることになるのでしょう。
・・・「静かな場所に移動しま~す。」
まだカメラ目線やシャッター音に慣れない星ゴイは、
力強く水を蹴って飛び立ちました。
星ゴイは、ゆっくり川上目指して飛んで行きました。
歩いている時の姿からは想像出来ない程の大きな羽を広げて。
又、何時の日にか会えるのを楽しみにしたいと思います。
by minesketch
| 2009-09-26 11:24